金を売るならいつが正解?売り時を見極めて失敗しないためのポイント
金を売るならいつがよいのかと、タイミングで迷っている方も多いのではないでしょうか。
特に近年は過去に例を見ないほど相場が高騰しており、全体的に上昇傾向が続いています。
しかし、このような状態がいつまで続くかは誰にも予想できません。
もし迷っているのであれば、金が高騰している今のうちに売り抜けてしまうのがおすすめです。
金を売るならいつが正解?
金を売るならいつがよいか悩んでいる方は、相場が高騰している今がチャンスと考えておきましょう。
金の相場は、2020年代に入ってから上昇傾向が続いていますが、これまでにない過熱ぶりです。
今後もさらに高騰する可能性があるものの、下落に転じることも考えられます。
ただ、売却額を見てから判断したい方は、金の買取業者に査定してもらうのもよいでしょう。
高騰は世界情勢が不安定になっているため
金の価格が高騰している理由は、世界的な情勢不安が広がっているためです。
2020年頃は一時下落したものの、その後は新型コロナウイルスによる影響で上昇に転じています。
コロナ禍による世界的な経済の停滞や金融不安が広がったことが理由です。
近年の場合は、大国同士の紛争や世界的なインフレが影響しており、金の価格が歴史的水準になっています。
2018年には4,000円前後だったことを踏まえると、数年で2倍以上に高騰している現状は驚くほかありません。
金の相場が高騰するタイミング
近年高騰している金の価格ですが、高くなるタイミングには一定の法則があります。
金は以下の理由で価値が高まるため、売却するタイミングで迷った時は参考にしてみましょう。
円安ドル高が進んだ時
もっとも分かりやすいタイミングは円安ドル高です。
金の取引はドルを基準としていますが、日本の場合はドルを円に交換してから取引が行われます。
そのため為替の影響を受けやすく、円安が進むと、円ベースでの金の価格が上昇します。
近年は円安が進んでいるため、金の価格も少なからず影響を受けています。
ただ、円高に進むと金の価格は下落しますので、気になる方は日頃から為替相場をチェックしておきましょう。
インフレが進んだ時
インフレも金の価格を高騰させる要因の一つです。
金はインフレに強い資産であり、インフレが懸念されると金に投資する人が増加します。
その結果、金の需要が高まり、取引価格も高くなるのです。
2022年頃からは世界的なインフレが進んでいます。
これが金にとっては追い風となり、歴史的な相場水準となっています。
世界的な金融・情勢不安になった時
また、世界的に金融不安・情勢不安が広がった場合も金の価格が高騰します。
紛争など地政学的リスクはもちろん、景気の後退リスクが高まると、金を買い求める人が増える傾向にあります。
インフレの場合と同じで、需要が増えた結果、金の価格が高騰することになります。
大規模な買付けがあった時
国家や中央銀行など、大規模な買付けも金の価格を押し上げる要因の一つです。
単純に需要が増えますので、円安やインフレなどに関わらず、金の取引価格が上昇します。
大規模な買付けは、いつ起こるか予測が困難です。
また、円安など他の要因よりも影響は少なく、極端な高騰には繋がりません。
時期以外で金を高く売るポイント
金の価格は高騰が続いていますが、しばらく様子見したいという方もいると思います。
時期以外で金を高く売りたい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
金の買取が強い業者へ相談する
金を売却する時は、金の買取が得意な業者へ相談することをおすすめします。
特に金の買取が強い業者は、日々取引相場をチェックしているため、適正価格で買取してくれる可能性が高いのです。
また、充実した販売ネットワークを構築しているなど、独自の強みを持つ業者もあります。
いずれにせよ、高く売却したい方は業者の買取実績をチェックしてみましょう。
複数の業者に査定を依頼する
できるだけ複数の業者から査定を取ることも重要です。
1グラムあたりの金の買取価格は全社一律ではなく、業者によって若干の差があります。
金のグラム数によっては、わずかな買取価格の違いが大きな差を生みます。
手間は増えてしまいますが、なるべく1社でも多く査定してもらいましょう。