パラジウムは金より高い?価格高騰の理由や相場のまとめ

パラジウムってどんな金属?


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貴金属の素材である「パラジウム」。
日頃馴染みのないもののように感じますが、実は私たちの生活の中でも使用されていることの多い素材です。

これは、プラチナ系の金属の一つであり、比較的加工がしやすい金属のため、生活のあらゆるところで使われています。
そしてこのパラジウムは、世界総生産の約6割をロシアが占めているため、流通が不安定なこともあり高値で取引されることもしばしばあります。

さて、このパラジウムは一体どのような場面で使われているのかといえば、一般的な使い方として多いのが「銀歯」です。
金属製の銀歯のほとんどが、このパラジウムを原料に使用されています。

そしてジュエリーにも、もちろん使われておりプラチナの硬さを調整したり、ホワイトゴールドの原料として重宝されていたりします。
最近では、パラジウムを種としたジュエリーも作られていたりしますので、パラジウムがさらに知られるようになってくるでしょう。

その他だと、排気ガスを浄化する触媒や化学実験、電気・電子工業用部品などに使われているのも特徴です。
このように、銀歯からジュエリー、工業品や実験など、多岐にわたって使用されているのが、このパラジウムなのです。


パラジウムの相場と価格高騰の理由


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さて、銀歯からジュエリー、工業品など、私たちの生活の中で活躍の場の多い「パラジウム」ですが、近年価格が急騰しているのも特徴です。

1.ガソリン車・電気自動車の需要増加

2015年の9月にディーゼル車の排ガス不正が発覚し、ディーゼル車への規制が強まったことからプラチナ価格が高騰。
ディーゼル車以外の、パラジウムを触媒とするガソリン車や電気自動車の需要が増加したためです。

2.生産量が少ない

次に、パラジウムの生産の少なさです。
パラジウムは貴金属の中でも希少性が高いレアメタルであり、世界全体の生産国の85%をロシアと南アフリカが占めています。
パラジウムの希少性と、生産国の少なさが価格急騰に拍車をかけているとも言われています。

3.政治的影響

ロシアとアメリカとの間で生まれている政治的な関係も影響しており、アメリカがロシアに対して行った政治的制裁が、パラジウムにも影響が出ているためです。


そんな、価格が急騰しているパラジウムですが、どのくらいの価格で買取が行われているのかと言うと、2016年の頭くらいには、1グラム2,000円前後だったものが、2018年の後半には4,000円台に上がってきました。
16年ぶりにプラチナの買取価格を上回ることもあるため、今が売り時とも言えます。

パラジウム高く売るポイント


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プラチナに似た貴金属である「パラジウム」。
工業用や電子部品にしようされていたり、歯科用のニーズも高くなっています。
プラチナのような輝きがあるパラジウムは、ジュエリーとしての需要も増えていますので、そのような側面であっても高価買取がされやすいです。

では、そのパラジウムを買取査定に出そうと考えたとき、やはり少しでも高く売れるほうが嬉しいですよね。
そこで、少しでも高く売るコツをお話ししますが、何よりもパラジウムなどの貴金属の査定経験が多いお店を選ぶようにしてください。
特に、銀歯を売ろうと考えている方は、通常の貴金属買取店では査定をしてもらえないパターンもありますので、銀歯を買取査定に出すときは、お店を確認するようにしてください。

また、工業用のパラジウムは様々な業種での需要が高いため、インゴット、ワイヤーやペレット、ショット、スクラップなどをまとめて売るのもポイントです。
その他には、パラジウムを使ったリングやパラジウム性のライターなどは、パラジウムの含有量が多いほど高値で買い取られやすい傾向にあります。
しかし、どれも買取経験が少ないお店に出してしまうと、安く買い取られることも多いので、しっかりと買取店を選んでみてください。

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