来年にはプラチナの価値がなくなる?価格下落の原因・推移予測も

プラチナは金よりも希少性が高く、ほとんど産出されない貴金属の一種です。
ジュエリーはもちろん、産業・工業分野でも使われていますが、実は金より価値が低いことをご存知でしょうか。

プラチナは価格が低迷しているため、今後は価値がなくなる、と考えている方もいるようです。
しかし、価値がなくなることは絶対にあり得ません。
プラチナは、金とは異なる複数の要因で価値が変動しています。


プラチナの価値がなくなることはない


プラチナの画像


注意しておきたいのは、プラチナの価値がなくなることはあり得ない点です。
確かに金よりも安値で取引されていますが、プラチナは幅広い分野のニーズに支えられています。
また、近年は金が異常に高騰している状況であり、他の貴金属に比べて高値取引されているだけに過ぎません。

いずれにせよ、プラチナの価値がなくなる事態は起こらない、と考えてよいでしょう。
確かに価格は低迷してますが、焦って売却する必要はありません。

金と同じ資産としての価値を持つ


プラチナは、金と同じく資産としての価値がある貴金属です。
古くから金は実物資産として重宝されていますが、プラチナもそれと同じことが言えます。
資産としての需要があるため、価値がゼロになる心配はありません。

ジュエリーなどニーズが常にある


プラチナは、常にジュエリーや産業分野でのニーズがあります。
特に金と異なるのは、産業分野でのニーズがある点です。

プラチナは自動車の触媒に利用されていますが、近年はパラジウムの代替として関心が高まっています。
また、電気自動車や燃料電池車など、次世代型の自動車にも不可欠な素材とされ、今後は需要が増えると予測されています。
そのため、産業での需要がゼロにならない限り、プラチナの価値がなくなることはありません。

プラチナの価値が下落する原因


お金の画像


一方、近年はプラチナの価値が下落傾向にあるのも事実です。
特に金と比べて顕著な違いが見られますが、プラチナの価値が下落している背景には3つの原因があります。

景気動向


特に大きな下落要因となったのが景気動向です。
プラチナの価値は景気の影響も受けます。
特に欧米や日本、中国などはプラチナ需要の大部分を占めています。
これらの国で経済が活発になると、プラチナの需要が増えて取引価格を押し上げる構図ができています。

しかし、近年は新型コロナウイルスの影響もあり、景気低迷に伴ってプラチナ価格も下落しています。
例えば、2020年はプラチナ価格が急落しましたが、その後は経済の回復に合わせて価格が戻りつつあります。

産業分野での需要


産業分野でのニーズの変化も影響しています。
プラチナはディーゼル車の触媒として多用されていますが、近年は環境意識の高まりでシェアが減少しています。
それによって自動車業界での需要が減り、プラチナの取引価格も下落しているのです。

一方、前述の燃料電池車などでのプラチナ需要は増えると考えられています。
近年は下落傾向にありますが、今後は価値が上昇する可能性もあります。

産出国の情勢


産出国の政治などの情勢も影響します。
プラチナの最大産出国は南アフリカ共和国です。
同国はプラチナ産出の7割を占めるとされていますが、通貨の下落の影響でプラチナの価格も下落しています。

プラチナは、南アフリカのランドが資源国通貨になっています。
このような事情もあり、ランドと連動してプラチナ価格も変動する状況が生じています。

プラチナの価値は今後どう推移する?


虫眼鏡の画像


近年は低迷しているプラチナの価値ですが、今後の推移は不透明です。
プラチナは、EVなどの普及に伴う需要増加が期待されているほか、パラジウムの代替として注目されています。
そう考えると、価格が上昇に転じる可能性があります。

一方、消費国での景気動向や、資源国通貨の動き次第では、より一層下落することも考えられます。
プラチナは値動きの大きな資源ですので、短期的な上昇・下落を繰り返す可能性も否定できません。

値動きに翻弄されたくない方は、今のうちにプラチナジュエリーを売却するのも一手です。
ジュエリーや貴金属の買取に強い業者を探し、査定を受けてみるとよいでしょう。


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