上がりすぎた金価格…2022年はどうなる?今後の売り時はいつ?
金の価格は年々上昇しており、2020年には1グラムあたり7,000円を上回りました。
その後も高値で推移している金の価格ですが、上がりすぎと感じている方も少なくはないでしょう。
確かに過熱感も見られますが、価格が上昇を続けている背景にはさまざまな要因があります。
ただし、2022年も続くとは限りませんので、地金やジュエリーをお持ちの方は、早めに売却するのもおすすめです。
金の価格が上がりすぎていた要因は?
金の価格は、リーマンショック以降急速に上昇し、その後一時的に下がった時期があります。
一方で2018年頃から上昇を続け、2020年に7,000円の大台を突破しています。
ここまで金価格が上昇した背景には、主に2つの要因があります。
金融緩和による低金利が原因
1つ目は世界的な金融緩和です。
金融緩和によって金利が記録的な低金利を迎えています。
これは日本だけの現象ではなく、今や世界規模で起こっています。
古くから金利と金価格は相関関係があり、一方が下がると一方が上昇する傾向があります。
金は分配・配当収入がない資産で、金利が上がると相対的に価値が下がってしまうためです。
そのため、現在の低金利は金の価格を上昇させる要因となっています。
経済の不透明感・不安感も一因に
有事の金という言葉がありますが、経済に対する不透明感・不安感も一因でしょう。
リーマンショック以降は緩やかに成長を続けた世界経済ですが、IMFが2019年頃から減速に転じると見通しを立てました。
その後経済に対する不安感が高まり、金の価格上昇に繋がりました。
そして2020年からは、新型コロナウイルスに対する不安が高まり、さらに金の価格上昇を加速させています。
まさに有事の金を体現している状況といえるでしょう。
上がりすぎた金価格、2022年はどうなる?
問題は上がりすぎた金価格が今後どう動くかに尽きると思います。
特に金の売却を検討中の方にとっては、価格の推移が気になるところでしょう。
経済の持ち直しから下落する可能性がある
2022年は経済が持ち直し、一時的に金の価格が下落すると考えられています。
もちろん絶対に下落するとは限りませんが、経済が安定すると不安感が和らぎ、金の価格は下落に転じるのが一般的です。
地金や金のジュエリーの売却で迷っている方は、価格が高騰しているうちに売却しましょう。
チャンスを逃すと損してしまう可能性があるため、早めに売ってしまうのがおすすめです。
持ち続けるのもよいですが、高値のうちに売ることを意識しましょう。
依然不透明感が大きい
しかし、2022年中に金の価格がどう動くかは依然不透明感もあります。
特に新型コロナウイルスの影響が不透明であり、経済が持ち直しに転じるという確証もありません。
そのため、不安感から金の価格が高値で推移する可能性もあります。
場合によっては価格が上昇することも考えられるため、今後の動向には注意が必要です。
金を売るなら早めが吉
ただ、金の価格がいつどうなるか誰にも予測できません。
上昇する可能性もありますが、少しでも高く売りたい方は、早めに買い取ってもらうのがよいでしょう。
特に2020年頃から金の価格が記録的な高値で推移しているため、最適な売却のタイミングといえます。
売却するタイミングで迷っている方も多いと思いますが、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
買取業者は慎重に選択を
金を買取業者へ売る時は慎重に選びましょう。
一口に買取業者といっても多数ありますが、買取価格は業者ごとに若干の違いがあるためです。
金の買取価格は、どの業者も同じではありません。
業者ごとに差があるため、複数の業者から査定してもらうとよいでしょう。
買取業者を選ぶ際は、専門業者か貴金属の買取に強い業者がおすすめです。
専門業者などは金の買取実績が豊富にあるため、安心して利用できるでしょう。
事前に相場を調べておこう
損をしたくない方は、査定を受ける前に金の取引相場を調べておきましょう。
安く買い叩かれるリスクを減らし、悪質な業者を見分けるために必要です。
ただし、金の取引価格は日々変動しています。
査定を受ける際は、必ず最新の相場をチェックしておきましょう。