金メッキは売れない?買取価格の相場や1円でも高く売るコツ

金メッキは、薄く伸ばした金を製品の表面に貼り付けたものを言います。
見た目が豪華になるだけでなく、腐食にも強くなるため、アクセサリーなどさまざまな製品に使用されています。
現在、自宅の引き出しに金メッキのジュエリーや、小物類が眠っているという方も少なくはないでしょう。

そんな金メッキですが、金が使用されていることから、相応の価値があると考えている方もいると思います。
確かに金は希少価値の高い金属で、ジュエリーが数十万円で売れるケースも珍しくありません。

しかし、金メッキについては事情が特殊で、一般的な純金・合金のジュエリーのような高値は望めないのです。
売却を検討中の方は、買取可能な業者を見つけるところから始めなくてはいけません。


金メッキは売れないって本当?


金の画像


表面に金でメッキ処理を行なっている品物は多数ありますが、売れるのか不安を感じる方も多いと思います。
確かに金の価値は非常に高いので、高値を期待する方は少なくないでしょう。

しかし、一般的な金とは違ってメッキは評価が低く、買取を断っているお店や業者も少なくありません。
ジュエリーなどの金を使用した品物は、高値が付くことも珍しくありませんが、金メッキについては話が別なのです。
高いと思って査定を依頼したら、意外な安値に…そのようなケースも十分考えられます。

金が少なく評価も低くなる


金メッキが安くなりがちな理由は、金の含有量や重量にあります。
例えば、ピンクゴールドやホワイトゴールドなど、定番人気のアクセサリー類ですが、多くの金が含まれています。
他の金属も含まれるため、厳密には合金といえるものの、その点を除いても高値が期待できます。
例えば18金は、重量の75%程度が金でできているので、業者の査定額も高騰する場合があります。

一方、金でメッキ処理された品物の場合、金の量がごくわずかであり、ほとんど含まれていません。
金自体の重さが軽いため、価値そのものが低くなってしまうのです。
大量に金メッキ製品を売るなら別ですが、業者の評価は低く、買取を断っているパターンもあります。

業者によっては買取してくれることも


しかし、全ての業者が買取を拒否するわけではありません。
金でメッキがされている品物も問題なく買い取ってくれる業者も存在します。
確かに金メッキ=価値が低い、という点に変わりはないものの、絶対に売れないとは限らないのです。

一般的な金のジュエリーなどと比較して、金メッキは価値が低いと思われています。
ただ、価値がゼロではなく、業者によっては買取も可能です。
特に後述の高く売れるケースに該当するなら、金メッキといえど高値が期待できるでしょう。

金メッキの買取価格相場


お金の画像


上記では価値が低いと説明しましたが、実際にいくらで売れるか気になる方も多いと思います。
ただ、通常のジュエリーなどとは違って買取相場が確立されていません。
業者による買取も一般的な金製品と比べて少なく、相場を確立できるほどの取引がないことが理由と考えられます。

また、高く売れる品物もあれば、ほぼ値が付かないパターンもあります。
一口に金メッキとはいっても、大きな違いがあるため、買取相場がないことに注意しておきましょう。

複数の業者から査定を


もしどの程度で買い取ってもらえるか知りたい時は、業者に査定してもらうことをおすすめします。
ただし、一社のみから査定を受けるのではなく、できれば複数の買取業者から見積もりを取りましょう。

同じ金メッキの品物でも、業者によって買取価格が大幅に変わる可能性があります。
損をしないためにも、複数社から見積もりを取るようにしましょう。

いずれにせよ、どの程度の値が付くかは査定を受けないと分かりません。
まずは金メッキの買取に対応した業者を何社か探し、査定を申し込んでいきましょう。

金メッキが高く売れるケースとは?


女性の画像


上記では、金メッキの品物は価値が低いと説明しましたが、一部例外もあります。
特に以下に当てはまる品物の場合、高値が付くことも珍しくはありません。
もしお持ちであれば、ぜひ買取を検討してはいかがでしょうか。

ダイヤなどの宝石が使用されているジュエリー


金メッキ自体の価値は低いものの、ダイヤモンドなどの宝石については別です。
もし金メッキのジュエリーにダイヤなどがあしらわれている場合、査定を受けてみる価値があるでしょう。

こうした品物は、宝石はもちろん、ジュエリーとしての価値もあります。
ダイヤモンドなどのカラット数や、宝石自体の価値によっては、高額で買取してもらえるでしょう。

高級ブランド品やデザイン性に優れる品物


高級ブランドのジュエリーや、デザイン性が評価される品も高値が付く傾向にあります。
金メッキという点を除いても価値がありますので、査定でも高額になる可能性が高いのです。

ただし、ブランドネームやデザイン性が加味されないと、査定結果も低くなってしまいます。
業者に査定を依頼する場合、ネームバリューなどを含めて査定してくれるところを探しましょう。

売る前の保管や取り扱いに注意


このように、高値が期待できる品物もいくつかありますが、コンディションが重要な点を忘れてはいけません。
金メッキとはいえど、汚れや傷の有無で価値が変化してしまいますので、保管や取り扱いには気を付けましょう。

査定を受ける前に、簡単に掃除をしたり、傷が付かないよう保管したりすることが大切です。
特にメッキは剥がれてしまう危険もありますので、保管方法には細心の注意を要します。
傷が付きにくいようジュエリーなどはケースに入れて保管しましょう。

また、変色してしまうことも多いため、皮脂や汚れが付かないように注意する必要があります。
湿気の影響も受けますので、高温多湿の場所に置くことは避け、通気性の良い場所に置きましょう。

こうした積み重ねが金メッキの品質を維持することにつながります。
ジュエリーなど品物の価値を保つことにもなりますので、日頃から注意しておきましょう。

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