100万は下らない？屏風の買取相場・高く売るコツをご紹介
屏風をお持ちの方もいると思いますが、取り扱いに困っていませんか？
もし処分を検討中であれば、買取に出してみることをおすすめします。
屏風は骨董品・芸術作品としての価値が高く、高額で取引されているものもあります。
業者による買取でも高値が期待できますので、ぜひ査定を受けてみるとよいでしょう。
屏風の査定のポイントは？
屏風の査定では、主に5つのポイントをチェックされます。
いずれも買取価格に影響しますので、しっかり押さえておきましょう。
保管状態がカギ
特に屏風の価値を左右するのが保管状態です。
屏風はコンディションが重要で、傷や汚れがあるものは査定で減額されてしまいます。
また、破れたりカビが生えたりした作品も減額は必至でしょう。
高く売りたい屏風がある場合、保管には注意が必要です。
丁重に扱い、こまめにホコリを取るなど、手入れもしておきましょう。
屏風を手がけた作家
屏風を手がけた作家も査定でチェックされます。
保管状態と同じく、買取価格に大きく影響するため、重要な要素といえます。
屏風は作家によって大まかな買取相場が決まっており、有名な作家の作品ほど高額で売買されています。
例えば、著名な日本画家の狩野探幽や、俵屋宗達などが手がけた作品は査定で高く評価されます。
他にも東山魁夷や横山大観など、世界的な知名度を持つ作家の作品は高値が期待できます。
作品の制作時期・時代
作品が作られた時期や時代も査定に影響します。
屏風は基本的に古いものほど希少価値が高く、査定での評価が高まります。
例えば、昭和時代の作品より江戸時代の作品のほうが高額になる可能性があります。
年代がハッキリしない屏風も中にはありますが、作家や作風から割り出すことが可能です。
素材や屏風の種類
査定では、屏風に使われている素材や、種類もチェックされます。
特に重要なのは屏風の種類で、価値そのものに影響します。
屏風の種類と作家の知名度次第では、査定額が高額になる可能性もあります。
説明書き・付属品の有無
屏風に付属した説明書きや、箱などの付属品も査定に影響します。
中でも説明書きは重要で、屏風を手がけた作家や、制作時期の証明書代わりになります。
箱も査定に影響しますが、説明書きほど重要性は高くありません。
もし付属品を保管している方は、忘れずに査定へ出しましょう。
一通り揃っていると、査定額アップが期待できます。
高く売れる屏風・買取相場
さまざまな要素で価値が決まる屏風ですが、高値が付くことも珍しくありません。
以下に該当するものは、条件次第で100万円以上になる可能性があります。
著名な作家の作品は高値に
特に高く売れるのは、著名な作家が手がけた屏風です。
中でも下記の作家が手がけた作品は、高価買取が十分に期待できます。
● 円山応挙
● 河嶋淳司
● 瀧下和之
● 牧進
幽霊図で有名な円山応挙は、作品の希少価値が高く、100万円は下らないでしょう。
保管状態によっては、300万円程度で買取されているため、高値が期待できる作家です。
また、動物作品で有名な河嶋淳司や、独特の作風が人気の瀧下和之、日本画家の牧進らも人気があります。
作品の希少性次第では、100万円かそれ以上の価格が期待できます。
年代が古い屏風も狙い目
江戸時代やそれ以前に作られた屏風など、年代が古い品も高価買取が狙えます。
一般的な屏風の買取相場は1万円〜10万円ほどですが、年代が古い屏風は10万円を超える場合があります。
特に江戸時代より前に作られた作品で、かつ状態が良好であれば、100万円以上も期待できるでしょう。
著名な作家の作品なら、さらに評価が高まり、買取価格も高額になると考えられます。
金屏風も高値になりやすい
屏風は素材・種類によって価値が変わりますが、中でも高値を狙えるのが金屏風です。
素材に金が使われていますので、単品でも高値が狙えます。
ただし、作家の知名度や年代、保管状態が重要で、条件が揃えば数十万円は期待できます。
一方、知名度の低い作家の作品や、保管状態が悪い品は数千円になる可能性があります。
屏風を売る際は買取業者選びが大切
少しでも屏風を高く売りたい方は、買取業者を慎重に選びましょう。
業者を選ぶ際は、骨董品・芸術品の買取に強いか確認し、鑑定実績をチェックすることが重要です。
同じ作品でも、業者によって買取価格に差がつくケースは珍しくありません。
損をしたくない方は、慎重な業者選びをおすすめします。
