処分はもったいない!火鉢の買取相場・高く売るコツまとめ
昔は暖を取るために欠かせなかった火鉢ですが、現在は使用している家庭はほとんど見かけません。
しかし、自宅の倉庫などに火鉢が眠っており、処分に困っている方も少なくはないでしょう。
火鉢は場所を取るため、不要なら速やかに処分したいところだと思います。
ただ、ゴミとして捨てるのではなく、できれば業者に買取してもらいましょう。
火鉢は美術品・骨董品としての価値を持つため、高値が付く可能性もあります。
火鉢を処分する方法は?
火鉢の処分方法は、大きく分けて3つです。
いずれも一長一短ですが、迷った時は業者の買取を選びましょう。
自治体の不燃ゴミ・粗大ゴミに出す
不要な火鉢を処分するなら、自治体の不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てる方法があります。
ルールに沿って捨てるだけですので、処分そのものは非常に簡単です。
しかし、処分費用がかかる場合があるほか、収集場所まで運ぶ手間もかかります。
特に火鉢は重量があるため、運ぶだけでも一苦労でしょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に処分してもらう手段もあります。
自分で持ち運んだり、捨てたりする必要がないため、手間をかけたくない方におすすめです。
ただし、不用品回収業者に処分費用を支払わなくてはいけません。
大きさや材質にもよりますが、数千円の処分費用は覚悟しておきましょう。
業者に買取してもらう
捨てるのではなく、業者に買取してもらう方法もあります。
買取は、費用をかけずに火鉢を引き取ってもらえるほか、現金化できるのが強みです。
品物によっては、数十万円の価格が付く可能性があります。
どのような火鉢でも売れるわけではないですが、買取を検討してはいかがでしょうか。
業者の査定を受けてみるだけの価値があります。
火鉢の買取相場は何で決まる?
一口に火鉢といっても、買取価格は千差万別です。
買取相場にも大きな違いが見られますが、主に以下の要素で買取相場・価格が決まります。
火鉢が作られた産地・手がけた作家
買取相場を左右する、重要な要素が火鉢の産地や作家です。
特に買取相場が高いのは伊万里焼で、作家の有無に関わらず高値が期待できます。
また、作家の知名度も評価につながるため、著名作家の作品なら高価買取が見込めます。
火鉢が作られた時代・年代
火鉢が製造された時代や年代も重要です。
中でも希少なのが江戸時代〜大正時代の火鉢で、年代が明確なものは高価買取を狙えます。
江戸時代の火鉢であれば、他の火鉢と比べて買取価格が一桁変わる可能性があります。
器の塗りやデザイン・木材の種類
火鉢の塗りやデザインも買取相場に影響します。
特に漆塗りの火鉢は希少価値があり、蒔絵などが描かれたものは高く評価されます。
なお、美術品としての完成度が高いほど価値が高い、と考えてもよいでしょう。
木製の火鉢の場合、木材の種類も価値に関わります。
中でも黒檀(こくたん)や紫檀(したん)は別格で、シンプルながらも高額取引されています。
火鉢の状態
買取価格に大きく影響するのが火鉢の状態です。
傷や汚れ、使用感や劣化が少ないものは高値が期待できます。
一方、割れたり欠けたりした火鉢は価値が低く、買取を断られる可能性もあります。
火鉢の買取を検討中の方は、売却するまで取り扱いに注意しましょう。
火鉢の買取業者の選び方
もし火鉢を買取してもらう場合、業者は慎重に選ぶ必要があります。
悪質な業者を避けるためにも、次の3点をチェックしておきましょう。
美術品や骨董品買取が得意な業者を選ぶ
高価買取を目指すなら、美術品・骨董品の買取に強い業者を選ぶ必要があります。
現在、火鉢は実用品としての価値が低く、大部分が美術品や骨董品として取引されています。
業者を選ぶ際は、美術品や骨董品の買取実績を確認しておきましょう。
相見積もりを取る
相見積もりも重要です。
火鉢の買取価格は各社一律ではなく、業者によって異なります。
そのため、査定を1社のみに絞ってしまうと、損をする可能性が高いのです。
高く売りたい方は、複数社から見積もりを取り、査定結果を比較してみましょう。
買取方法も確認を
買取方法の確認も重要です。
火鉢はそれなりの重さがあり、取り扱いにも注意を要します。
店頭買取・持ち込み買取は、火鉢を運ぶ手間がかかるうえ、運搬中に破損する危険があります。
できれば出張買取か、宅配買取に対応した業者を選びましょう。