香木が今高く売れるって本当?最新の買取相場・高価買取のコツをご紹介
その芳香から、古くより多くの人々に親しまれてきたのが香木です。
香りを楽しむアイテムといえば、アロマが主流となっていますが、香木も根強い人気があります。
現在は買取の相場も高騰しており、大きさや品質次第では100万円以上の高値も期待できます。
骨董品として非常に価値のある品物ですので、不要な場合は業者に買い取ってもらうとよいでしょう。
香木の種類
一口に香木といっても、さまざまな種類がありますが、中でも定番人気のものが以下の3つです。
・伽羅(きゃら)
・白檀(びゃくだん)
・沈香(じんこう)
この中で、もっとも希少価値が高いものは伽羅です。
伽羅は上品な香りを持つ香木で、重さと状態によっては100万円を超える価値があります。
並品でもそれなりの価格で取引されているため、高値が期待できる香木です。
白檀は東南アジアで多く生産されている香木です。
ほのかな甘い香りを持っており、伽羅ほどではないものの、高値で売買されています。
根強い人気があり、状態が並品でも相応の価格が期待できます。
沈香も同様に価値の高い香木で、見た目は伽羅と非常に似ています。
価値は油分によって決まる特徴があり、油分の多い沈香は高額取引されています。
状態によっては、50万円以上の値が付くでしょう。
香木の買取価格を決めるポイントは?
香木は高価な品物ですが、買取価格を左右する要素は主に3つあります。
現在売却を検討中の方は、以下をしっかりと押さえておきましょう。
木片・塊とも重さが重要
香木の基本的な買取価格を決める要素が重さです。
木片・塊とも重量のあるものほど価値が高く、買取価格も高値になる傾向があります。
売却予定の香木がある場合、できるだけ使用せず、少しでも重さを維持するようにしましょう。
香りが価値に大きな影響を及ぼす
重さと同様に、香りも価値を決める要素の一つとなっています。
香りの判断基準は、業者や査定担当者の主観も入ってしまいますが、香りが強いものほど価値が高まります。
ただし、評価基準が曖昧なため、複数の買取業者に査定してもらうなど、損をしない売り方をすることが大切です。
香木の状態・色も重要な要素に
香木の状態も買取価格に影響します。
たとえ重かったり、香りが強かったりしても、ボロボロの香木は価値が下がってしまいます。
種類によっては、密度が高いものほど価値が高いため、状態には注意しておきましょう。
また、色も買取価格を左右します。
特に年月をかけて作られる沈香の場合、黒いものほど希少価値が高く、買取価格も高騰する傾向があります。
香木を高く売るコツ
さまざまな要素が複雑に絡み合う香木は、査定次第で買取価格が変動します。
業者が違えば数万円の差になるケースもありますので、高く売りたい方は、以下のコツを実践してみましょう。
箱や土台も合わせて売る
もし香木を購入した時の箱や土台を保管している方は、合わせて売ることをおすすめします。
香木の買取価格は本体だけではなく、箱・土台といった付属品も影響します。
全て揃っているものは価値が高まりますので、忘れずに査定へ出すことが重要です。
なお、紛失した・捨ててしまった場合は、そのまま査定に出すほかありません。
付属品を後から揃えることは不可能に近いため、香木のみ買取してもらいましょう。
買取実績が豊富な業者に査定してもらう
香木を売る場合、買取実績が豊富な業者に査定してもらいましょう。
鑑定・査定経験が豊かな査定員が在籍しているか、豊富なノウハウを活かした適切な査定を受けられます。
反対に買取実績に乏しい業者の場合、価値を安く見積もられるおそれがあります。
なお、現在は骨董品として取引されているため、骨董品の買取業者に相談してみるのもよいでしょう。
査定を相談する際、買取実績を聞いてみるのもおすすめです。
数社に見積もりを依頼する
複数の買取業者に見積もりを依頼することも重要です。
香木の査定は非常に難しく、相応の知識や経験が求められます。
そのため、業者間で買取価格に差が生じやすく、どこが高値査定を提示するか判断しづらいのです。
香木は数十万円〜100万円以上の値段で売れることもあります。
面倒かもしれませんが、損をしたくないのであれば、複数の業者へ査定してもらいましょう。