象牙買取は違法?最新の相場や高く売るコツもまとめてチェック

自宅に象牙の品がある方も多いのではないでしょうか。
象牙は古くから日本で親しまれてきた素材で、香炉や根付、数珠や印鑑など、さまざまな品に用いられていました。
しかし、1990年にワシントン条約で象牙の取引が禁止となり、現在では希少価値が高くなっています。

今では見る機会も大幅に減った象牙の品ですが、品によっては高価買取されています。
ただ、象牙の取引は違法ではないのかと、不安を感じている方も少なくはないでしょう。

確かに違法になる場合もありますが、全ての象牙の買取が当てはまるのではありません。
ポイントを押さえれば、法に触れず買取してもらうことが可能です。


象牙買取は違法になる?


象牙の画像


ワシントン条約の対象となっている象牙は、国際的な取引は皆無となっています。
では、日本も象牙の買取などは違法かというと、条件次第では違法となり、懲役か罰金を課せられる可能性があります。

日本は、種の保存法で象牙の取引について詳しく定められています。
同法では象牙の売買を厳しく制限していますが、主な対象は全形を保持した象牙(原木など)で、加工品は対象外です。
詳しくは後述しますが、全形を保持した象牙を許可なく売却した場合、種の保存法違反になるおそれがあります。

全形を保持した象牙は登録票が必須


全形を保持した象牙とは、未加工の状態の原木や、原木の状態をほぼ保っているものが該当します。
基準が曖昧なのはネックですが、他の製品(印鑑や彫刻など)に加工できる象牙が当てはまると考えておきましょう。

もし全形を保持した象牙を保有している場合、自然環境研究センターに登録し、登録票の交付を受けなくてはいけません。
登録票がないと売買できず、種の保存法違反となってしまいます。

反対にいえば、登録票のある象牙なら業者に買取してもらえます。
少し手間ですが、原木などを売る際は、必ず登録を済ませてから買取してもらいましょう。

加工で象牙の形が残っていないならOK


一方、彫刻品や数珠、根付などのように、象牙を加工して作られた品なら登録票はいりません。
加工によって象牙の形が残っていませんので、他の品物と同じように買取へ出せます。

ただ、象牙の原木に少し加工を施したものなど、判断が難しい品物もあります。
もし売っていいのか判断に悩んだ時は、買取業者に相談をおすすめします。

象牙アクセサリーの買取相場


お金の画像


象牙は買取相場が確立されておらず、重さや象牙の色合い、加工品の種類などによって大幅に変わります。
このため、いくつかの買取業者から見積もりをもらい、平均価格を自分で割り出してみるとよいでしょう。

なお、複数社に査定してもらうことで、高価買取可能な業者も簡単に見つかります。
詳しくは後述しますが、象牙は相見積もりが重要と考えておきましょう。

特に高値が狙える麻雀牌と将棋駒


数ある象牙の品物の中で、高値で取引されているのが麻雀牌や将棋駒です。
特に麻雀牌は根強い人気があり、芸術品としての価値も兼ね備えています。
特に細部まで彫刻されているため、他の品と比べて高評価されやすいのです。

象牙は、七福神や宝船などの彫刻品も高価買取されやすい傾向があります。
しかし、麻雀牌や将棋駒はこれらを上回る可能性を秘めています。

象牙を少しでも高く売るには?


女性の画像


象牙は数十万円の値が付く品も少なくありませんが、売る時期や方法を間違えると損をする可能性があります。
少しでも高く売りたい方は、以下で挙げるポイントをしっかり押さえましょう。

1日でも早く売る


少しでも高く売るために大切なのが売却のタイミングです。
象牙を高く売りたい方は、1日でも早く業者に買取してもらいましょう。

象牙は年々希少性が高くなっていますが、ニーズは徐々に減っており、今後の買取相場は予測できません。
そもそも象牙自体が経年劣化しますので、状態がよいうちに売却することが重要です。

ホコリ・汚れを取り除く


品物にホコリや汚れが付着していたら、可能な限り取り除きましょう。
特に象牙の加工品はコンディションが重要で、汚れが付いていると買取業者の心証が悪くなり、査定にも悪影響が及びかねません。
きれいな状態の品は買取業者だけでなく、コレクターの評価も高まりますので、できるだけ掃除してから査定に出しましょう。

しかし、象牙は傷付きやすいため、無理な掃除は禁物です。
微細な傷が品物の価値を下げるので、取り扱いに注意しましょう。

数社から見積もりを取る


象牙には確たる買取相場がなく、買取価格は業者次第です。
そのため、数社に見積もってもらい、高値を提示した業者に買い取ってもらうとよいでしょう。

象牙の価値は、品物の芸術性だけでなく、重さと業者ごとの単価も関わっています。
単価は業者によって異なるため、品物の重さによっては、わずかな単価の違いが買取価格に大きな差になります。
数万円の違いが出ることも考えられるので、複数の業者に査定してもらいましょう。

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