処分はもったいない!こけしが高く売れる理由と最新の買取相場まとめ
日本特有の工芸品であるこけしは、コレクターがいるほど根強い人気があります。
自宅にこけしがある方も多いと思いますが、実は現在、買取価格が高騰していることをご存知でしょうか?
単なる工芸品やお土産品としてのイメージが強いかもしれませんが、一大ブームが訪れているのです。
もし自宅に不要なこけしが眠っているなら、売却を考えてみるのもよいでしょう。
こけしは意外と高く売れる!
こけしは大量生産されている品も多く、ほとんど価値を持たないものもあります。
そのため、買取自体が珍しい品ともいえますが、一部の品に関しては高価買取されています。
特に近年の買取価格は高騰しており、希少性の高い品は驚く値段で売買されているのです。
こけしはゴミで処分することもできますが、買取も視野に入れるべきでしょう。
処分を考えている方も、まずは査定を受けてから判断してはいかがでしょうか。
こけしのブームが到来中
こけしの買取価格が高まっている理由は、ブームが到来していることにあります。
過去には第一次・第二次こけしブームが起こりましたが、それ以降は下火傾向にありました。
しかし、2010年頃より第三次こけしブームが到来しており、現在まで続いているのです。
一時に比べて落ち着きましたが、愛らしいデザインや造形から女性を中心に人気が続いています。
なお、海外でもこけしがポピュラーになりつつあり、今後もしばらくはブームが続くとも言われています。
どんなこけしが高く売れる?
高値で売れるこけしは一部に限られますが、以下に該当するものであれば、数万円の査定額が期待できます。
状態が多少悪くとも一定のニーズがあるため、傷みの見られるこけしも買取を検討する価値があります。
作家が携わった品は希少価値がある
特に価値が高いものは、こけし作家が手掛けた品です。
保管状態にもよりますが、1万円〜5万円程度の価格で買取されています。
なお、出どころが明確な一部の作家作品については、10万円以上の価格が付くことがあります。
作家の銘が彫られたものや、共箱・札に名前が書かれているものは、高値になる可能性が高いでしょう。
保管状態のよいこけしも狙い目
保管状態が良好な一部のこけしも高値が狙えます。
こけしはコレクターも少なくありませんので、見た目も勝ちを決める重要な要素なのです。
ただし、大量生産品は見た目がきれいでも価値が低くなります。
希少性も買取価格に影響するため、土産物屋や、観光地の物販店などで買った品は注意が必要です。
戦前に作られたこけしも高値の定番
こけしの大量生産が始まったのは戦後からですが、戦後に作られた品はさほど価値がありません。
反対に戦前は手彫りの品が多く、現存数も少ないことから高値が期待できます。
自宅に製造年代不明なこけしがある方は、業者の査定を受けてみるとよいでしょう。
こけしを高く売るポイント
作家の作品など、希少価値の高いこけしは高値が期待できます。
しかし、後述するポイントを押さえておけば、さらに価値が高まるかもしれません。
これから買取を利用予定の方は、ぜひ参考にしてください。
共箱や札などの付属品を揃える
こけしを購入した時、共箱や札などが付属していたことがありませんか?
もし保管している方は、揃えた状態で査定に出しましょう。
こけしの付属品は査定でプラスの評価になるため、買取価格のアップが期待できます。
ただし、揃っていなくとも査定・買取可能な業者がほとんどです。
付属品は、あくまで保管していた場合のみで構いません。
ヒビ割れや傷があっても補修しない
こけしも徐々に劣化していき、ヒビ割れや傷、塗装剥げが見られるようになります。
なるべく補修をして売りたいところですが、何もせず、そのまま売るようにしましょう。
こけしの補修は難しく、費用がかさんでしまいます。
トータルでマイナスになることも考えられますので、傷みが目立つ品も無補修のまま査定に出しましょう。
骨董品の買取に強い業者を選ぶ
骨董品の買取に強い業者へ売ることも重要です。
こけしは基本的に骨董品扱いされており、一般的なリサイクルショップや、何でも買取しているお店だと、本来の価値で売れない可能性があります。
損をしないためにも、骨董品の買取実績豊富な業者や、専門業者に査定してもらいましょう。
1日でも早く売る
2010年頃からこけしブームが続いていますが、いつまで続くか誰にも分かりません。
急速にブームが去ってしまうことも考えられますので、買取価格が高騰している現在が売却のチャンスです。
こけしを高く買取してもらいたい方は、1日でも早く売ることを意識しましょう。