10万超えも目指せる！結城紬の買取相場・高く売るためのコツまとめ

高価な品物も多い和服の中で、特に高い希少価値を持つのが結城紬（ゆうきつむぎ）です。
結城紬は、茨城県結城市を中心に作られている織物で、非常に高い知名度を持っています。
着物が好きな方にとっては、憧れの着物であり、高額で売買されるケースも珍しくありません。

結城紬を高価買取している業者も多く、10万円以上の値段で売れる可能性があります。
一部買取相場も高いため、不要な結城紬をお持ちなら、買取に出してみてはいかがでしょうか。

結城紬の特徴

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結城紬は、茨城県結城市や栃木県小山市で作られている絹織物です。
織物は独特の上質な肌触りと風合いがあり、重要無形文化財にも指定されています。

結城紬は、長い時間をかけて作られています。
完成までに数ヶ月から1年以上を要するものもあり、職人がいくつもの工程を手作業で行っています。
一点一点、手間暇をかけて作られることから、特に高価な着物の一つとなっています。

奈良時代から続く伝統の織物

結城紬の歴史は古く、奈良時代から続いています。
最高級織物とも呼べるほどの品質で、当時は朝廷にも献上されていたそうです。

鎌倉時代に入ると、現在の結城紬という名称が生まれ、全国へと広まっていきました。
江戸時代や大正時代には、新たな染法や技術が確立され、さらに品質が向上したとされています。

上質な真綿糸を使用

結城紬が上質であるとされる理由の一つに、真綿糸の存在が挙げられます。
真綿糸は、繭を約2時間ほど煮込み、柔らかくする真綿かけや、糸つむぎなどの工程を経て作られる絹糸です。
柔らかでふっくらとした質感を持っており、真綿糸で作られた織物は絹独特の美しい光沢が見られます。

結城紬に使われる真綿糸は、熟練の職人によって作られています。
なお、技術の習得難易度は高く、綿かけに8年、糸つむぎに3年かかるとも言われています。

結城紬の種類・買取相場

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結城紬は希少性が高い一方、買取相場は3,000円前後から10万円以上と、かなりの幅があります。
コンディションが悪い品物は、買取相場も安いですが、一部を除いて高値が期待できます。

●本場結城紬：数万円〜10万円前後
●著名作家・人間国宝の作品：数万円〜10万円以上

重要無形文化財に登録されている本場結城紬は、数万円から10万円前後で買取されています。
もし手元に証紙がある場合、高値が期待できるでしょう。

また、著名作家や人間国宝の作品も高騰しており、10万円以上で買い取られる可能性があります。
希少性によっては、本場結城紬の数倍の価格が付くでしょう。

他にも、亀甲と呼ばれる紋様が付いた結城紬も高値が期待できます。
特に亀甲が細かいものは価値が高く、200以上あるものは価格が高騰する場合もあります。
亀甲紋様の結城紬をお持ちの方は、ぜひ業者に査定してもらいましょう。

結城紬をもっと高く売るには？

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買取相場が高騰している結城紬ですが、より高値を狙っている方も多いと思います。
もし1円でも高く売却したい方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

保管に注意する

結城紬を高く売る場合、気を付けておきたいのが保管状態です。
コンディションは買取価格を大きく左右するため、保管場所・方法には注意しておきましょう。

特に絹織物は変色しやすく、虫に食べられてしまうこともあります。
結城紬を保管する際は、直射日光が当たる場所は避け、温度・湿度が安定しているところで保管しましょう。

絹を食べる虫は少ないものの、虫食いの可能性は否定できません。
穴があくと価値が下がるため、保管場所には防虫剤も置くとよいでしょう。

証紙や付属品も揃えて売る

証紙や箱などの付属品がある場合、それらも揃えて売ることをおすすめします。
付属品も査定対象になりますので、揃っていると査定での評価がアップします。

特に本場結城紬の場合、証紙の有無で買取価格が変わることがあります。
必須ではありませんが、できるだけ揃えておきましょう。

複数の業者から査定を受ける

複数の業者から査定を取ることも重要です。
結城紬は買取相場があるものの、実際は業者によって買取価格が異なります。
高く売りたい方は、できるだけ多くの業者から査定を受けましょう。

ただし、最初の概算査定はあくまで目安です。
実際の買取価格とは異なる可能性があるため、不安がある方は業者に聞いてみましょう。