今後更に価値が上がる?アレキサンドライトの買取相場・売るときの注意点
アレキサンドライトは、光の種類や環境によって色が変化する非常に珍しい宝石です。
特に変色効果が強いものはキャッツアイと呼ばれていますが、そもそも色が変わる宝石はめったにありません。
産出量も少なく、宝石の中では希少性の高い部類に入ります。
アレキサンドライトは買取相場も高騰しており、品質・カラット次第ではプレミアが付きます。
自宅にアレキサンドライトの不要なジュエリーや、売りたい品がある方は、業者の査定を受けてみるとよいでしょう。
アレキサンドライトの特徴
アレキサンドライトは宝石の一種で、独特の輝きを放つことから高い人気があります。
これは変色効果と呼ばれる現象によるもので、数ある宝石の中では特に色の変化が大きいとされています。
光源によって色味が変わる
アレキサンドライトは、光源によって色味が大きく変化する宝石です。
昼のエメラルド・夜のルビーとも呼ばれており、昼と夜では全く異なる色になるのです。
例えば、太陽光の下では青〜深緑に発色しますが、ロウソクの光に照らすと真紅〜紫に変化します。
同一の石でも光源により色が変わるため、その美しさに惹かれる人は少なくありません。
なお、アレキサンドライトはクリソベリル(金緑石)の変種です。
一般的なクリソベリルは多数流通しており、アレキサンドライトほど希少価値は高くありません。
上質な原石はめったにない
アレキサンドライトは、メキシコやインドなど世界中で産出されています。
しかし、全体の産出量は決して多いといえず、さらに上質な原石となると、めったに見られないのです。
特にキャッツアイは格別で、アレキサンドライトの中でもごくわずかしかありません。
キャッツアイをあしらったジュエリーなどは希少価値が高く、高値で取引されるケースも多々見られます。
アレキサンドライトの買取相場
アレキサンドライトの買取価格は、宝石の品質や色味、カラット数などによって変動します。
買取相場は、ルース(裸石)で1,000円前後〜100万円以上と、非常に幅広いのが実情です。
小さくて品質の低いものは買取相場が安い反面、カラット数が大きく上質なルースは数百万円の値がつく可能性もあります。
ジュエリーに関しては明確な相場がなく、ブランドや使われている貴金属、他の宝石など装飾で価値が変わります。
詳しい価値を知りたいなら、業者による査定が必須といえるでしょう。
変色性(カラーチェンジ効果)で価値も変わる
買取価格は、変色性(カラーチェンジ効果)も影響します。
アレキサンドライトの場合、色の変化がはっきり見てとれる、変色性の高いものほど高く評価されます。
一方、色の変化が明確でないものは、たとえカラット数が大きくとも価値が低くなります。
アレキサンドライトは変色性が重視されるため、他の宝石とは少々査定基準が異なります。
アレキサンドライトを売るときの注意点
品質次第では100万円以上を狙えるアレキサンドライトですが、売却時の状態で買取価格が変わります。
1円でも高く売りたい方は、以下の3つの点に注意しましょう
宝石に付いた手垢・汚れを取り除こう
もしルースやジュエリーに手垢や汚れがついている場合、できるだけ取り除いて査定を受けましょう。
アレキサンドライトに限らず、宝石は見た目が重視されており、汚れの有無で査定員の心象や評価が変わります。
評価の有無は業者によって対応が分かれるものの、簡単に掃除するだけでも見た目がきれいになります。
査定員の心象をよくするため、柔らかい布で拭き取っておきましょう。
ただし、傷が付かないよう注意が必要です。
減額査定は免れませんので、慎重に扱いましょう。
箱や鑑別書も査定してもらうこと
アレキサンドライトを購入した時の箱や、鑑別書を保管している方は、合わせて査定してもらいましょう。
付属品は査定対象になるため、揃っているものは評価が高まります。
しかし、高く売りたいからといって無理に揃える必要はありません。
手間もかかるため、紛失時はアレキサンドライトのみ査定してもらいましょう。
相見積もりも欠かせない
アレキサンドライトを買い取ってもらう業者は、比較検討することも重要です。
手間は増えてしまいますが、相見積もりを取りましょう。
複数の業者に見積もってもらうと、アレキサンドライトの適正な価値が判断できます。
高価買取可能な業者も見つかりますので、高く売りたい方は相見積もりをおすすめします。