毛皮・ファーを自分でお手入れする方法！おすすめの保管方法も
自宅のクローゼットに毛皮が眠っている方も多いのではないでしょうか。
毛皮は希少価値が高く、品によっては数十万円の値が付く可能性もあります。
一方、使わないままタンスで何年間も眠っていたり、そもそも存在を忘れていたりするケースも珍しくはありません。
しかし、毛皮は長期間放っておくと劣化してしまい、価値がなくなってしまう危険もあるのです。
もし自宅に毛皮が眠っている方は、一度クローゼットから取り出し、状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
毛皮はお手入れしないと劣化してしまう！
毛皮は劣化はしない、と考えている方も中にはいらっしゃると思います。
確かに保管が完璧であれば、めったに劣化することはありません。
ただ、完璧な保管ができている家庭はまれで、実際は劣化が進みやすい場所で保管している場合が多いのです。
毛皮はとてもデリケートな品で、少し放置するだけで急速に劣化することもあります。
何ヶ月間もクローゼットに入れたままの方は、今すぐにでも状態を確認したほうがよいでしょう。
黄ばんだりシミが付いたりする可能性がある
毛皮を不適切な方法で保管すると、表面が黄ばんでしまったり、シミが付いたりする危険があります。
変色したもの・シミが付いたものは価値が大幅に下がるため、今後売却を検討中の方は注意が必要です。
虫に喰われて穴が開くことも…
毛皮は虫の大好物で、イガやカツオブシムシなどが付いてしまう危険があります。
穴が開いた毛皮は価値が非常に低く、いざ売ろうとしても、売るのは難しいのが実情です。
業者によっては買取を断っていますので、虫を寄せ付けないような対策が求められます。
最終的に価値がゼロになる危険もある
いっさいお手入れをせず、長期間放置した毛皮は、最終的に価値がなくなってしまうおそれがあります。
通常だと数十万円の値で売れる品であっても、シミが付いたり、穴が空いたりしたものは価値がゼロになることも考えられるのです。
毛皮には資産価値がありますが、それがなくなってしまうことは大きな損失といえるでしょう。
いずれにせよ、毛皮は保管方法やお手入れの有無で価値が変動する品物です。
売却を考えている方は、保管方法を見直し、こまめにお手入れすることをおすすめします。
毛皮のお手入れ・保管方法
毛皮のお手入れや保管は面倒だと考えている方も多いと思います。
確かに通常の衣類より手間はかかりますが、ポイントを押さえておけば非常に簡単です。
湿気の多い場所や日光の当たる場所での保管は避ける
まず覚えておきたいのは保管方法です。
どのような毛皮にせよ、湿気と直射日光に弱いため、湿度の高い場所や、日が当たる場所での保管は絶対に避けましょう。
湿気は黄ばみやシミの主な原因で、日光は毛皮を変色・劣化させるおそれがあります。
タンスやクローゼット、衣装ケースで保管する際は、除湿剤を一緒に入れておきましょう。
防虫剤で虫を予防する
虫喰いも予防が必要です。
毛皮は知らないうちに虫が寄ってきますので、防虫剤も入れることをおすすめします。
ただし、保管する場所によっては、効果が十分に発揮されない場合があります。
保管場所に適した防虫剤を選ぶようにしましょう。
定期的に風通しがよい日陰で干す
毛皮は適切な保管方法が大切ですが、こまめなお手入れも欠かせません。
使用後はもちろん、月に数回のペースで陰干しを行いましょう。
一般的な毛皮は湿気に弱いため、定期的に陰干しすることが大切です。
ハンガーに吊るし、直射日光が当たらず、風通しがよい場所で干しましょう。
湿気を取る目的で乾燥機の使用はおすすめしません。
毛皮が傷みますので、時間をかけて陰干しすることが重要です。
優しくブラッシングする
陰干しと合わせ、ブラッシングもしておくとよいでしょう。
ブラッシングをすることで、毛皮本来のふんわりとしたボリュームを維持できます。
なお、陰干しと一緒に行えば手間もかかりません。
ホコリも取り除けますので、毛皮の陰干し・ブラッシングはセットで考えておきましょう。
毛皮を売る前のお手入れは必須？
いくつかの注意点を押さえておけば、毛皮の保管やお手入れは決して難しくありません。
品質を維持するなら、できれば今日からでもお手入れを始めるべきですが、現在毛皮を売却予定の方は、手間に感じているのではないでしょうか。
確かに手間はかかりますが、余裕があるなら毛皮を売る前にお手入れをしておきましょう。
業者による査定では、毛皮のコンディションを重点的にチェックしています。
簡単なお手入れをするだけで、査定の評価が高くなる可能性もあるのです。
そう考えると、決してお手入れが無駄とはいえませんし、手間をかける価値はあるといえます。
必須ではないものの、少しでも高く売りたい方は、査定前にお手入れをしておくとよいでしょう。
