10万超えも狙える!カシミヤコートやマフラーの買取相場まとめ
数ある毛皮の中で、最高級とも呼ばれているのがカシミヤです。
流通量が限られる毛皮であり、繊維の宝石とも評されています。
カシミヤのマフラーやコートなどのアイテムは非常に高く、買取相場も高騰しています。
アイテムのコンディション次第では、驚くような高値が付く可能性があります。
カシミヤ毛皮の特徴
カシミヤはとても細く、柔らかい毛質が特徴の毛皮です。
カシミヤヤギから取れる毛皮で、カシミール地方に生息した山羊が語源となっています。
カシミヤはとてもデリケートな素材であり、取り扱いを間違えると毛羽立ったり、光沢が薄れたりします。
もし売りたい品物がある方は、取り扱いに注意するとともに、こまめにお手入れしておきましょう。
滑らかな肌触り
カシミヤの魅力は、独特の滑らかで柔らかい肌触りにあります。
毛が細いためにとても柔らかく、表面を撫でてもゴワゴワすることがありません。
毛皮特有のチクチクした感触もなく、絹のような肌触りが特徴です。
軽くて保温性に優れる
カシミヤの毛皮は軽く、優れた保温性を持ちます。
優しく包み込むような暖かさがあるため、マフラーやコートなどで広く使われています。
一般的な毛皮の場合、コートにすると重くなることも珍しくありません。
一方のカシミヤは軽い素材なので、コートにしてもあまり重さを感じなくて済むのが特徴です。
流通数も限られる
カシミヤは希少な毛皮ですが、流通数はかなり限られています。
特に上質なカシミヤは非常に少なく、通常のものよりも希少性が高くなっています。
また、近年はフェイクファーへとトレンドが移りつつあります。
その影響でカシミヤの流通量がさらに減っており、買取相場の高騰に拍車をかけています。
カシミヤコートやマフラーなどの買取相場
カシミヤのアイテムは根強い人気があり、コートやマフラーは買取相場も高騰しています。
コンディションによって前後するものの、主なアイテムの買取相場は次のとおりです。
● コート:4〜10万円
● マフラー:1〜6万円
カシミヤのコートは、数万円代で買取される一方、10万円を超える高額査定も珍しくありません。
マフラーも価格が高騰しており、ブランドによっては6万円近い価格が付いています。
ただし、買取相場はあくまで一つの目安です。
実際の買取では、相場通りになるケースもあれば、それを上回るケースもあります。
業者による査定額も違いますので、高く売りたい方は複数の業者に査定してもらいましょう。
カシミヤの価値は何で決まる?
希少価値の高いカシミヤですが、価値はさまざまな要素で決まります。
カシミヤのランクや産地はもちろん、ブランドのネームバリューも影響します。
ランクが価値に影響する
カシミヤのランクは、1級〜9級までの9段階に分かれており、ランクによって価値が大きく変わります。
もっともランクが高いものは1級で、カシミヤの中でも最高級の品質とされています。
なお、ランクはカシミヤの繊維の細さや長さ、ヘアー(剛毛)の混入率によって決まります。
一般的には、繊維が細くて長く、かつヘアーの混入率が低いものほど高価値でランクも高くなります。
産地も価値を分ける
カシミヤの産地も価値に影響を及ぼします。
現在の主な産地は、中国やモンゴル、アフガニスタンなどです。
その中でも、特に高級とされているのが内モンゴルのカシミヤで、繊維は細くて長くなっています。
最高級品も多く、他の産地よりも高値で売買されています。
ブランドのネームバリューも重要
カシミヤのコートなどを販売しているブランドのネームバリューも影響します。
特に高級ブランドのカシミヤのアイテムは価値が高く、コートなら数十万円の値が付く場合もあります。
ただ、知名度の低いブランドでも、カシミヤなら高値が期待できるため、他の要素ほど重要ではありません。
色が価値を分けることも
カシミヤの原毛の色も価値に関わる場合があります。
主に白いものほど価値が高く、グレーなどくすんでいるものは価値が低くなります。
白ければ価値が高い理由は、脱色に必要な時間が短時間で済み、原毛を傷めるリスクが低いためです。
また、白いカシミヤは希少なため、数が限られることも影響しています。
染色がしやすいことも理由です。
白いカシミヤは発色もよくなるため、その分評価が高くなります。
特にホワイトカシミヤは最高級品で、他と比べても価値に大きな開きがあります。