リンクスの毛皮アイテムの買取相場は?特徴や手入れの方法も
リンクスは、滑らかな肌触りや美しい光沢から人気を集めている毛皮です。
現在は希少な毛皮の一つであり、品質がよいものは高額で売買されています。
買取でも高値が期待できるため、不要なら買取してもらうのもよいでしょう。
ただし、リンクスはコンディションで価値が大きく変動します。
高く売りたい方は、日頃からのこまめな手入れが求められます。
リンクスの毛皮の特徴
リンクスは野生の猫の一種で、日本ではオオヤマネコと呼ばれています。
主に北米〜中米とロシアに生息していますが、かつてはヨーロッパでも当たり前に見られる動物だったそうです。
しかし、毛皮目的で狩られたことから個体数を減らし、地域によってはほぼ絶滅しています。
現在はワシントン条約で保護されており、希少価値の高い毛皮となっています。
リンクスの毛は長くて密度があるものの、見た目とは違って肌触りが滑らかです。
ただ、加工前のリンクスは皮が厚く、毛質も決して柔らかいとはいえません。
そのため高度な加工が必要で、職人の腕が問われます。
世界三大毛皮の一つ
また、リンクスはセーブル・チンチラと並んで世界三大毛皮に数えられるほどの高級品です。
他の毛皮と比べても希少性が高く、価値にも大きな違いがあります。
世界三大毛皮に数えられるのも納得ではないでしょうか。
暗褐色の斑点がある
リンクスの毛皮は、独特の暗褐色の斑点を持っています。
特に背中の部分は斑点が集中しており、淡い褐色からほぼ黒に近い色まで、多数の斑点が模様を描いています。
なお、毛色は白〜茶色ですが、場所によって色合いが異なります。
リンクスの毛皮は、基本的に白いほど価値が高いとされており、買取価格にも影響しています。
腹部のほうが価値が高い
リンクスの毛皮は、腹部に近いものほど高く評価されています。
一般的な毛皮は背中部分で価値が決まりますが、リンクスの場合、腹部のほうが毛が白いためです。
毛が白いと暗褐色の斑点が鮮明に見えることから、腹部の毛皮は高額で取引されています。
リンクスの毛皮アイテムの買取相場
リンクスは流通量が少なく、高額買取されるケースも珍しくありません。
一般的なアイテムの買取相場は1〜10万円ほどですが、10万円を超える場合もあります。
ただし、小物とコートで買取相場が異なります。
例えば、コートなら10万円以上も期待できますが、小物の買取相場は数千円〜数万円台です。
手持ちの毛皮の価格が気になる方は、業者に査定してもらいましょう。
リンクスの毛皮アイテムをお手入れする方法
リンクスの毛皮は高値が期待できますが、コンディション次第で買取価格が大きく変わります。
少しでも高く売りたい方は、しっかり手入れをしてから査定に出しましょう。
以下の点に注意すれば、リンクスの毛皮は簡単に手入れできます。
定期的に陰干しをする
リンクスの品質を保つためには、定期的な陰干しが必要です。
しかし、毎日の陰干しは不要で、1〜2週間に1回程度で構いません。
陰干しの際はハンガーに吊るし、風通しがよい場所に置きましょう。
毛皮は紫外線や湿度に弱いため、日が当たる場所や、湿気の多い場所は避ける必要があります。
ブラッシングで毛並みを整える
陰干しと合わせて、ブラッシングするのもよいでしょう。
ブラッシングは毛並みを整え、毛皮の光沢を保つために欠かせないお手入れです。
また、付着したホコリやゴミも落とせます。
ブラシはファーや毛皮用のものを使いましょう。
ブラッシング時は力を入れず、毛並みに沿って優しくブラシをかけることが重要です。
水分はしっかり取り除く
リンクスの毛皮に水分が付着した時は、速やかに取り除きましょう。
もし水分が付着したまま放置すると、毛皮にシミが付いてしまうおそれがあります。
乾いた布で拭き取り、ハンガーに吊るして乾燥させましょう。
保管方法に注意
毛皮はとてもデリケートな品物です。
保管する際は、以下の点をしっかり守りましょう。
●直射日光に当てない(変色・変質防止)
●防虫剤は1種類のみ(シミ予防)
●防虫剤が直接毛皮に触れないようにする(シミ・におい予防)
●幅広のハンガーに吊るして保管(型崩れ防止)
これらを守るだけでも、毛皮の品質を長期間維持できます。
もし保管が面倒に感じた場合、早めに業者へ買取してもらうのがおすすめです。