十四代の買取相場は？高く売れる種類・高価買取のコツもご紹介

現在、日本酒は数え切れないほどの銘柄が販売されています。
生産本数が少ない希少性の高い日本酒もありますが、その中でも十四代は別格といえます。

歴史ある蔵元が造り出す十四代は、幻の日本酒と表現してもおかしくはないでしょう。
ほとんどの銘柄にプレミアが付いており、大半の業者が高価買取しています。
相場も高騰しているため、未開封の十四代をお持ちの方は、買取を検討してはいかがでしょうか。

十四代の特徴

十四代の画像

十四代は、山形県にある高木酒造が製造している日本酒です。
高木酒造は17世紀中頃に創業した、歴史ある蔵元で、300年以上も日本酒を造り続けています。

そんな高木酒造が生み出す十四代は、辛口が主流だった当時の日本酒に大きな一石を投じました。
十四代の味わいは、まろやかな甘口で、それまでの日本酒とは一線を画していたのです。
一方、日本酒特有の芳醇な香りはしっかり残されており、絶妙な味のバランスから大きなブームとなりました。

十四代の誕生は1994年

長い歴史を持つ高木酒造ですが、十四代が誕生したのは1994年のことです。
以前は朝日鷹という日本酒が代表銘柄であり、十四代は15代目の蔵元の高木顕統氏が名付けました。
なお、名付け親は15代目ですが、商標の関係から十四代という名称になったそうです。

幻の日本酒として入手困難に

誕生以来、十四代は少しずつ知名度が高まり、テレビでも取り上げられるようになりました。
そうして名が広まった結果、現在では入手が非常に難しい日本酒の一つに数えられています。

十四代は銘柄の大半が入手困難で、価格そのものが高騰しています。
もし不要な十四代をお持ちの方は、ぜひ買取に出してみてはいかがでしょうか。

十四代の買取相場・高く売れる種類

お金の画像

十四代の買取相場は高値が続いており、ほとんどの銘柄が1万円以上で買取されています。
各銘柄の買取相場は以下のとおりですが、幻の日本酒と言われるだけあってか、プレミアが付いています。

●龍泉：34〜37万円前後
●龍月：8〜15万円前後
●双虹：10〜12万円前後
●七垂二十貫：8〜10万円前後
●播州山田錦：3〜5万円前後
●本丸・秘伝玉返し：2〜3万円前後

一部の銘柄を除き、十四代は10万円以上で買取されています。
特に龍泉は別格で、完品なら30万円以上の価格で買い取られることも珍しくありません。

また、本丸・秘伝玉返しはポピュラーな銘柄ですが、買取相場は2万円を超えています。
どの銘柄も定価以上に相場が高騰しているため、高値が期待できるでしょう。

十四代をもっと高く売るコツは？

虫眼鏡の画像

十四代の買取相場は高騰していますが、実際の買取価格は売却時の状態やタイミングによります。
高価買取を目指す方は、以下で挙げるポイントをしっかり押さえておきましょう。

飲まないなら早めに売る

飲む予定がない十四代は、1日でも早く売ることをおすすめします。
日本酒は賞味期限がないものの、未開封であっても徐々に酸化が進みます。
ワインやウイスキーとは違い、熟成が進むわけではありません。

十四代に限らず、日本酒は製造年月日から時間が経つほど価値が減少します。
製造から1年以上経ったものは、買取を拒否する業者も多いので注意しましょう。

付属品は揃える

箱などの付属品も揃えると高価買取が狙えます。
お酒は箱やノベルティも査定対象になるため、できるだけ揃えておきましょう。

もし処分してしまった場合は、お酒のみ買取に出すことをおすすめします。
買取価格は下がりますが、後から付属品を揃えるのは困難です。

ボトルの汚れは取り除く

ボトルに付着したホコリや、手垢などの汚れは取り除いておきましょう。
必須ではありませんが、見た目がきれいなお酒は査定時に評価される場合があります。
簡単でよいので、ボトルやラベルに付着した汚れを軽く取り除いておきましょう。

ただし、ボトルの取り扱いには注意が必要です。
ラベルが破れてしまったり、ボトルに傷が付いたりすると、大幅な減額は免れません。
買取へ出すまでは、慎重に取り扱いましょう。

複数社に概算査定を依頼する

十四代を査定してもらう業者は1社に限定せず、複数の業者から選ぶことも重要です。
複数社から概算査定を取れば、査定結果を比較・検討できるほか、高価買取可能な業者も一目で分かります。

十四代は希少な品物ですので、買取価格に1万円以上の差が付く場合もあります。
高く売りたい方は、複数の業者に査定を依頼しましょう。